Amazonのジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツを抜き「史上最大の富豪」に。プリンストン大学での卒業スピーチ【全文】

Amazonのジェフ・ベゾスが、ビル・ゲイツ氏を抜いたようです!

ニューヨーク(CNNMoney) 米ブルームバーグは10日までに、ネット通販世界大手の米アマゾンを率いるジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の資産総額が1051億ドル(約11兆8000億円)に達したと伝えた。

ジェフ・ベゾスの有名なスピーチといえば、2010年プリンストン大学での卒業スピーチです。今日は、そのスピーチの全文を書き起こしてみました!

ジェフ・ベゾスのプリンストン大学での卒業スピーチ【全文】

 

2010年プリンストン大学での卒業スピーチ 書き起こし

***

子どものころ、私は夏を祖父母のテキサスの家で過ごしました。

風車を直したり、家畜にワクチンをしたり、色々な手伝いをしていました。

昼には、メロドラマを見たり、特に”Days of our Lives”がお気に入りでした。

私の祖父母は、キャラバン・クラブに入っていました。

トレーラーのオーナーの集まりで、一緒に米国やカナダを旅行したりしていました。

そして夏の数日、私たちは、キャラバンに参加しました。

寝台車を祖父の車の後ろにつけて出かけました。他に300台くらいが一緒でした。

私は、祖父母は大好きでした。

そして、この小旅行本当に楽しみにしていました。

ある小旅行の時、私が10歳の時ですが、私は、車の後ろの大きなシート寝転がっていました。

祖父が運転していました。

そして、祖母は助手席に座っていました。

彼女は旅行の間中、ずっとタバコを吸っていました。

そして、私は、その匂いが大嫌いでした。

当時、私は何かにつけて見積もりをしたり、計算をしたりしていました。

ガソリンのマイレージを計算したり、役にも立たない、雑貨の支出などを統計にしたりしていました。

詳しく覚えていませんが、基本的に、1回吸う毎に、数分、寿命が短くなる、というものでした。

とにかく、私の祖母のために計算しようと思いました。

私は1日のタバコの本数、1本あたりの吸う回数などを計算しました。

納得のいくような数字になったとき、私は頭を前に突き出して、祖母の肩をたたきました。

そして自慢気に宣言しました。

”1回吸うと2分だとして、おばあちゃんは、もう9年間も人生を短くしてるよ。”

次に何が起こったか、鮮明に覚えています。

それは私が思っていたのと違いました。

私は、頭の良さと算数ができることを褒められると思っていたのです。

”ジェフ、本当に頭がいいね。難しい計算できるんだ。”

”1年間の分数を計算して、割り算もできるんだ。”、と。

でも、そうはなりませんでした。

実際は、違って、祖母が突然泣き出したのです。

私は、後ろに座って、どうしたら良いかわかりませんでした。

祖母が座って泣いてるとき、祖父は黙って車を運転していましたが、車をハイウェイの側道に止めました。

彼は車を降りて、後ろに回ってドア開け、私に、あとについて来るよう待っていました。

何か、問題になっちゃったのか?

私の祖父は、とても頭のいい、静かな人でした。

厳しい言葉を私に使ったことがありませんでした。

これが最初になるんだろうか?

それとも、車に戻って祖母に謝るように、と言うのだろうか?

私は、祖父母とこんなふうになったことがなかったので、どうなるのか、さっぱりわかりませんでした。

私たちは、トレーラーの横に立ちました。

私の祖父は私を見て、少しの沈黙の後、やさしく静かに言いました。

”ジェフ、いつかお前にも、やさしくあることが、頭が良いことより難しい、ということがわかるだろう。”

今日、皆さんにお話ししたいのは、才能と選択の違いです。

頭が良い、というのは才能です。

優しさは選択です。

才能は簡単です。それは与えられているのですから。

選択は、大変です。

注意深くしないと、うぬぼれてしまうかもしれません。

そうしたら多分、あなたの選択に悪い影響を与えるでしょう。

皆さんには、才能があります。

皆さんの才能の1つは、明晰さだとか、頭の良さでしょう。そう思います。

なぜなら、入試は競争が厳しく、頭が良いことが示せなければ、学部長は、皆さんを入学させなかったでしょう。

頭がいいことは、ときに大変便利です。

それは、皆さんが、これから驚きの世界を旅することになるからです。

私たち、人類は少しずつ前進し、自分たちを時に驚かせます。

私たちは、クリーンエネルギーなどの多くの発明をするでしょう。

そして、原子の1つ1つの細胞に入って、修復させるような、小さなマシンを作れるでしょう。

今月には、生命が生み出すこともできるという、普通ではない、でも、避けることのできないニュースが流れます。

ここ数年の後に、生み出すだけでなく、私たちは、詳細に設計できるようになるでしょう。

きっと、脳も解明される日が来るでしょう。

マーク・トウェイン、ガリレオ、ニュートン。

その時代の興味のある人たちは、今の時代を生きたかったでしょう。

文明の結果、たくさんの才能溢れるでしょう。

私の前に座っている皆さんが、それぞれに才能を持っているように。

あなたは、どのように才能を使いますか?

皆さんは才能にプライドを持ちますか?

皆さんの選択にプライドを持ちますか?

16年前、私はAmazonを作るアイデアが浮かびました。

私は、ウェブの利用が毎年2,300パーセントの勢いで伸びていることを知りました。

私は、そんなに急速に成長しているものを、聞いたことも見たこともありませんでした。

そして、何百のタイトルを揃えたオンラインの書店を作るというアイデア。

それは、現実世界ではあり得ないことですが

このアイデアに、私はすごく興奮しました。

私は、そのときちょうど30歳でした。

そして1年前に結婚していました。

私は、妻のマッケンジーに、仕事をやめて、理解できないような、きっとうまくいかないことをやりたいと言いました。

だって、ほとんどの起業はうまくいきませんから。

その後、何が起こるのかさっぱりわかりませんでした。

妻の反応はというと、「やってみるべきよ!」と言ってくれました。

少年の頃、私は、ガレージ発明家でした。

私は、セメントを詰め込んだタイヤで、自動開閉門を発明したり、ソーラー炊飯器を雨傘とアルミホイルで作って、うまくいかなかったり、私の姉妹のために、フライパン・アラームを作ったりしました。

私は、ずっと発明家になりたかったのです。

妻はそのことを知っていたので、私のその情熱に従って欲しいと思っていたのです。

私は、当時、ニューヨークの金融機関で多くの優秀な人たちと仕事をしていました。

そして、尊敬する優秀な上司もいました。

私は上司のところに行って、自分はインターネットで本を売る会社を立ち上げたいのだけど、と言いました。

彼は、私をセントラルパークの長い散歩に連れ出し、注意深く、私の話を聞いてくれました。

そして、最後に言いました。

”それは良いアイデアだね。でもそれは、まだ良い職に就いていない人にとって、もっと良いアイデアだと思うよ。”

その言葉は、合理的にに思えました。

また、彼は、最終決断する前に、48時間は考えるように、と私を説得しました。

その点からすれば、非常に難しい選択でした。

でも、最終的に、私はやってみることにしました。

私は、やって失敗したことに後悔しないと思ったのです。

そして、全くやらないという意思決定に、常に取り付かれるのではないかと心配しました。

考え抜いた末に、私は、より安全でない道をとって、情熱に従うことにしました。

私は、その選択を誇りに思っています。

明日から、まったく現実的に、皆さんの人生、、、

作家としてあなたが1から書き上げる人生が始まります。

あなたは才能をどう使いますか?

どんな選択をするのでしょうか?

惰性に委ねますか?

あなたの情熱に従いますか?

あなたは他人の書いたものに従いますか?

それともオリジナルになりますか?

あなたは、簡単な人生を選びますか?

献身と冒険に満ちた人生を選びますか?

批判されると挫けますか?

あなたは信念に従いますか?

自分が間違ったとき、言い訳をしますか?

それとも謝りますか?

あなたは、拒否されることを心配しますか?

それとも恋したときには行動しますか?

安全な賭けをしますか?

少しばかり、強気に出ますか?

困難に遭遇したら、諦めますか?

それとも諦めませんか?

皮肉屋にありますか?

建設的であろうとしますか?

あなたは他人のお金で賢くなりますか?

それとも親切になりますか?

さて、予想をしてみましょう。

皆さんが80歳になったとき、あなたに自分だけの人生を振り返る静かな時間があったとします。

もっともコンパクトで意味のある物語は、あなたがどんな選択肢をしてきたか、を語ることです。

結局、私たちは、何を選択したかです。

自分自身ために、素敵な物語を書き上げてください。

ありがとう。そして、幸運を!

***

Amazon創業時のベゾスの質素なオフィス

ちなみに、Amazon創業時のベゾスの質素なオフィスがこちら。

ほんと、「これだけ」だったんですね。インタビュアーも、ここまでデカくなるとは思いもしなかったでしょうね。スゴいなぁ。

まとめ

これは、1999年のインタビュー時の様子ですが、ベゾスの顔が良い顔してますねー。

実際、私もAmazonプライムには日頃からお世話になっています。(そりゃーこれだけデカくなるわなぁ)